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金上 功 [かながみ・いさお] |
産業医科大学医学部卒業。同大学院終了。
昭和62年から産業医科大学精精神医学教室に9年間在籍し、
その間、産業医として西日本産業衛生会などに派遣。
その後民間病院にて勤務(副院長経験3年、院長経験1年6か月 )。
平成15年から金上クリニック(心療内科)院長。
精神保険指定医。
医学博士。 |
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「健全なる肉体には健全なる精神が宿る」とは、有名な言葉ですが、
これは逆です。「健全なる精神であってこそ、健全なる肉体となる」です。
人はストレスを受けると、心が不健康になり、その結果、からだにも様々な変調をきたします。多くは、「眠れない」、「疲れがとれない」に始まります。この状態が続くと、心やからだの病気へと発展していきます。これが心身症や、うつ病などの心の病です。心が健全であってこそ、はつらつとした生活、からだの健康もあるのです。
ストレスの原因は何でしょうか?
どうすれば、ストレスを克服することが出来るのでしょうか?
ストレスの原因は、身体面として「脳のホルモンバランスの崩れ」、心理面として「低い自己評価」です。「低い自己評価」とは、「自分自信に対して自信を持てない」ということです。「自分を信じ切る力の不足」とも言いかえられます。よくよく考えてみて下さい。自分に自信がない分、何かにたよって自信を持ったように錯覚します。仕事、役職、異性、友人、刹那の遊び、買い物、ギャンブル、酒など、たよるべきものはたくさんあります。しかし、思うようにいかない。これがストレスです。
ストレスを軽減し、日常生活を楽しめるようになるためには、身体面と心の面の2方向からのケアが必要です。
身体面のケアとしては、薬です。その人に合った薬を服用することによって、脳のホルモンバランスの崩れが補正され、かなりストレスがやわらぐ場合が多いのです。薬の服用は、治療計画と見通しについてよくよく説明して、納得して頂いてからのことです。最近は副作用が少なく、よく効く薬が開発されております。
心の面のケアとしては、知らず知らずにおちいっている考えや行動の癖に気づき、これを修正していくことです。
当院では、 プライバシーに配慮した待合室により、安心して受診できるように努力しています。また、メール相談室も開設しておりますので、何かお尋ねになりたいことがありましたら、お気軽にご利用ください。 |
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